不良債権とバブル期以降の銀行再編について

不良債権と言われるものは、銀行でお金を借りる場合など金融機関等が各企業や個人にお金の貸し出しをして、その返済期限までに貸し出したお金が返って来なくなったものを指します。
ですから1000万円貸し出して900万円は返って来たけれど、残りの100万円が返って来ないと言う場合や、100万円の貸し出しで、一銭も返って来ない時でも同様な意味で、不良債権と呼ばれるものになります。
この場合の多くは、借りた側の事業が上手く行かず、資金繰りが出来なくなり、金融機関への返済が滞ってしまった結果のことになることが多いのでしょう。
このようにお金が返って来ない状態になると、金融機関も処理をする必要に迫られます。
一般的に不良となった債権に対し、回収が困難と判断した金額を前もって計算しておき、決算時において貸し倒れ引当金として計上するのです。
この場合、銀行でお金を借りる方法としての銀行など金融機関では予め担保などの保証を得ているはずです。
その担保物件などでも回収できないと判断される額が、不良債権となるのです。
これらの方法を間接償却と言います。
また一方で、貸倒引当金を計上したとしても帳簿からは、債権が消えることにはなりません。
ですから、会計帳簿からこの不良と呼ばれる金額を直接消すと言う、直接償却と言う方法を採るのです。
バブル崩壊後、銀行がこの不良な債権の回収にてこずり、銀行の再編へと繋がったものです。
それまで数多くあった都市銀行が、今ある3行ないし4行へと吸収合併を繰り返しました。